Oracle Database 12.1.0.2のお薦めパラメーターについて再び書いていきます。この投稿では、とてもよく知られているパラメーターで興味深い動作をするものにフォーカスをあてます。ここには挙動が変わったものや、我々として指摘しおきたいものが含まれます。また、まだOracle Database 11gをお使いの方にとっても、以下の推奨のいくつかは当てはまる可能性があります。
はじめに
繰り返しとなりますが、以下のことに注意してください。以下のパラメーターリストの大部分は、個人的な経験のみに基づくものです。いくつかはオラクル社によって公式に推奨されてもいます。必ず適切なテスト手法を用いるようにしてください。我々としては Real Application Testing を強くお勧めします。特に SQL Performance Analyzer ですが、 Database Replay と合わせて、これらのパラメーターの変更による影響を検証してください。.
よく知られたパラメーターで興味深い動作をするもの
- parallel_min_servers
- これは何?
- マニュアルをご覧ください。 - パラレルクエリ用スレーブプロセスの最小起動数
- デフォルト値:
- CPU_COUNT * PARALLEL_THREADS_PER_CPU * 2
- 挙動の変化:
- この値をデフォルトより小さい値にしても、データベースはこれを無視します
- Oracle Database 11gではデフォルト値は0でした
- 11.2.0.4 と 12.1.0.2 とを同じサーバー上で比べてみます:
- 11g:
SQL> show parameter parallel_min_servers
NAME TYPE VALUE
--------------------- -------- ------
parallel_min_servers integer 0 - 12c:
SQL> show parameter parallel_min_servers
NAME TYPE VALUE
--------------------- -------- ------
parallel_min_servers integer 8 - 解説: