2016年2月26日金曜日

EM13c - DBオプティマイザ統計コンソールへの機能追加

原文:EM 13c – Enhancements to DB Optimizer Statistics Console

Enterprise Manager 13c(EM 13c)には、DBAの方たちに気に入っていただけそうな新機能が多数あります。私がお客様から聞いたことのある不満の一つに、DBMS_SCHEDULERで実行されている統計ジョブの内容がよくわからない、というものがありました。DBオプティマイザ統計コンソールが拡張されたことにより、DBの統計を一か所で管理したり各オブジェクトの状態や統計収集ジョブの実行履歴のステータスやパフォーマンスを確認できるようになりました。このコンソールにアクセスするには、データベースターゲットの「パフォーマンス」→「SQL」→「オプティマイザ統計」を選択します

2016年2月22日月曜日

EM13c アップグレードTips パート2

原文:EM13c Upgrade Tips- Part II

Enterprise Manager 13cについてすでに多くのお客様が、単に新機能のチェックのためにインストールしてみるだけでなく、(現行のEM 12cを)アップグレードするプランを立てているようですね。オラクル社ではアップグレードに役立つ情報を数多くカバーしており、私たちが得た情報をあらためて共有しますので、皆さんがアップグレードをスムーズに進めるのに役立てていただければと思います。

リポジトリデータベースはシングルテナントのDB 12cになります

  • リポジトリは12.1.0.2にアップグレードしなければなりません

2016年2月17日水曜日

Enterprise Managerのプロセス (EM12c vs. EM13c)

原文:Enterprise Manager Processes, EM12c vs. EM13c 

Enterprise Managerを(13cに)アップグレードしたり新規に構築しようとしている皆さまのために、EM12c 12.1.0.5から最新のEM13c 13.1.0.0で変更された点(ささいながら重要な変更)について少し書いてみたいと思います。

EMのプロセス

emctlコマンドでEM12cを起動すると、「何が」起動されているかがわかります

2016年2月10日水曜日

Enteprise Manager 13cの新規インストール

原文:Installing a New Enterprise Manager 13c Environment

Oracle Management Cloudについての投稿が許可されるのを待っている間、Enterprise Manager 13cのことについて書きつつ、メールやコメント欄でこれまでいただいたご質問にご回答しようと思います。

EM13cをインストールするにあたって何か気にすべき新しい内容はありますか?

  1. リポジトリデータベースには、シングルテナントの12.1.0.2データベースを使う必要があります
  2. リポジトリデータベースでは adaptive_features パラメーターは無効化してください
  3. /etc/security/limits.conf の soft nofiles の値は、以前は8192が一般的でしたが、EM13cでは30000に設定してください
  4. session_cached_cursors パラメーターは500にセットして下さい
  5. 正しく設定しているにもかかわらずポート設定に関して警告が出る場合がありますが、その場合は無視して進むようにします


2016年2月8日月曜日

「この画面を使うのに必要なライセンスは?」を知る方法

原文:Determining What Management Packs Are Needed

Enterprise Manager 12cには、あまり知られていないのですが、それぞれのページを使うのに必要となるライセンス(Management Pack)をチェックする方法があります。私はカンファレンスなどで話をするたびにこの機能を紹介しているのですが、まだまだあまり存在が知られていないようです。どのようなものなのか見てみましょう。

まず、あるデータベースターゲットのパフォーマンスホームのページ(データベースターゲットのホームページの「パフォーマンス」メニューからアクセスできます)に移動します。特にこのページを見たかったからというよりは、Management Packライセンスが必要なページの例として挙げています。ページが表示されたら、「設定」→「Management Pack」→「ページのパック」の順にたどっていきます。
すると、次のような表示があらわれます。