2016年2月8日月曜日

「この画面を使うのに必要なライセンスは?」を知る方法

原文:Determining What Management Packs Are Needed

Enterprise Manager 12cには、あまり知られていないのですが、それぞれのページを使うのに必要となるライセンス(Management Pack)をチェックする方法があります。私はカンファレンスなどで話をするたびにこの機能を紹介しているのですが、まだまだあまり存在が知られていないようです。どのようなものなのか見てみましょう。

まず、あるデータベースターゲットのパフォーマンスホームのページ(データベースターゲットのホームページの「パフォーマンス」メニューからアクセスできます)に移動します。特にこのページを見たかったからというよりは、Management Packライセンスが必要なページの例として挙げています。ページが表示されたら、「設定」→「Management Pack」→「ページのパック」の順にたどっていきます。
すると、次のような表示があらわれます。



この「ページのパック」以外にもいくつか便利な選択肢があります。まず、「ライセンス情報」メニューではManagement Packの全リストと略称および説明が表示されます。ライセンス情報の原典は(マニュアルの)「ライセンス情報」ですが、このページに書かれた情報はそれと一致するはずです。そうでなければBUGですね。 略称は別のメニューである「注釈の有効化」を使うときに役に立ちます。これはクリックするたびに注記のオンとオフが切り替わるようになっています (ちなみに、オンのときもオフの時も「注釈の有効化」という表記は変わりません)。もう一つのメニューは「Management Packのアクセス権」で、ここではライセンス供与可能なターゲットの一覧を見ることができ、特定のターゲットについてManagement Packのオン、オフを下図のように切り替えることができます:
このページで「パックベースのバッチの更新」を選択すると、すべてのライセンス供与可能なターゲットまたは特定のターゲットタイプ(データベース、ホスト等)にたいして一括で有効化・無効化を切り替えることができます。次の例では、すべてのライセンス供与可能なターゲットからData Masking and Subsetting Packを無効化するために、パック名を選択して「移動」ボタンを押しています(この画面は押した後を示しています)。そして「適用」をクリックします:

「注釈の有効化」メニューに戻りましょう。これを選択すると何が起こるのでしょうか?これはEMのどの機能がどのManagement Packを必要とするかを知るためのもう一つの方法です。これを有効化すると、各メニューアイテムの横に必要とされるManagement Packが表示されるようになります。たとえば注釈を有効化してから「設定」→「通知」の順に進むと、Management Packの略称のリストが表示され、少なくともこれらのうち一つがそのページにアクセスするのに必要だということがわかります:

このように、パック名は略称を用いて表示されます。ですから、少なくともこれらの略称に慣れるまでは、先ほどの「ライセンス情報」メニューの略称一覧が必要になることでしょう。上記の例では、通知機能はさまざまなパックに含まれています。これは、これらのパックが「すべて」必要というわけではなく、通知を設定するターゲットのターゲットタイプに関連するパックが必要だということです。「注釈の有効化」をクリックするとオンとオフを切り替えることができます。オンにしたままですとメニューがちょっとうるさくなってしまいますね。「注釈の有効化」メニューはEM12c以降、もちろんEM13cでも、利用できます。

というわけで、この「Management Pack」のメニューをぜひご覧になってみてください。有用な情報がたくさん詰め込まれて(packed)いますよ!

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