2016年6月8日水曜日

Enterprise Manager 13cとAWS

原文:Enterprise Manager 13c and AWS

この投稿では、Enterprise Manager Cloud Control 13c (EM13c) と Amazon Web Services (AWS) とを使うときに何がサポートされるのか、明らかにしてみたいと思います。この疑問は社内のセールスコンサルタントの何人かから寄せられたもので、EM13c と AWSを使うにあたって何がサポートされるのかについて混乱した情報に遭遇していました。そこで、私はサポートの人たちにこの件について回答するサポートノートを書いてもらうよう依頼しました。それが書かれるまでの間、私としてはこの簡易的なブログ投稿を通じて、この件について説明してみます

さて、いくつかのシナリオを見ていきましょう:
オンプレミスのEnterprise Managerで、アマゾンのVirtual Private Cloud (VPC) を使用せずにパブリッククラウドのリソースを管理する:Enterprise Manager 12c R5以降で使用可能なハイブリッドクラウド管理機能は、SSHトンネリングを使用し、VPCを使用せずにOracle Cloudのリソースを監視します。この機能群は、Oracle Cloudに対してのみサポートされています。実はコード上、ゲートウェイエージェントはサードパーティーのクラウドに対しては設定できないようになっています。
注:このシナリオでは、既存のEC2用EMプラグインでAmazonターゲットタイプを作成し、REST経由でいくつかのcloudwatchメトリックを監視できますが、ベーシックな項目のみです。
アマゾン上にインストールしたEnterprise Managerを使用してアマゾン上のリソースを監視する:このシナリオではOMSとターゲットを全てアマゾン上に配置します。このケースでは、オラクルはこのシナリオに対して明示的に動作確認はしておらず、関連するEnterprise Managerのインストール要件や、その他のオラクルのポリシーをすべて満たしている限りにおいて、(通常の)データセンター配置と同様に扱います。
VPCを使用する:もしVPCを使用してネートワークレベルで自社のデータセンターとアマゾンをつなげており、OMSとエージェントの間でhttp(s)アクセスが可能な場合、Enterprise ManagerをVPC内のどこかにインストールしてVPC内のリソースを監視することができます。
まとめると、最初のシナリオはOracle Cloud以外には使うことができず、残りの2つは動作確認はされていないものの明確に禁止されてもいません。この2つは、Enterprise Managerのインストール要件(OSバージョン、パッケージ、ネットワーク設定など)やオラクルのポリシーを満たしている限り、(通常の)データセンター配置と同様にみなされ、(アマゾン上であるかどうかを)特に問わない(agnostic)、ということになります。

みなさんの疑問が解消するとよいのですが!

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